やまむーめも

日々の生活と好きのふりかえり

或る悪夢

 突然聞こえた物音。横を見ればどうやら扉の開く音だったようだ。何故扉が開いたのか。この部屋には鍵がついてるはずなのだが、などと思う暇もなく乱入者が言葉を発する。「持ち物検査を行う」、と。はて、彼は何を言っているのか。

 そんなこんなであれよあれよという間にいろんなものを見つけられる。スマホタブレット、ゲーム機、アレな書物の数々。そして「私」はそれらの没収と次の休みの外出禁止を言い渡された。

 …何かがおかしい。「私」は大学生だったはずだ。それが何故こんなどこかの田舎に存在する、一般社会から隔絶されたクソみたいな空間の住人みたいなことになっているのだ。部屋に乱入してきた人間の様子を見る限り、彼はその寮の舎監なのだろう。しかし、ここは今の「私」、某大学に通う「私」の部屋なのだ。そして「私」は紛れもなく大学生なのだ。あの空間の規則に縛られるはずがない。何故彼が乱入し、何故所有が全く問題ないはずのモノを没収されるのか。何かがおかしい。

 

 …またこの夢か。またこの悪夢か。そんな気分で「私」は目が覚めた。夢を見たこと、内容を覚えてるときはいつもこれだ。いつまでこんな悪夢を見続ければいいのか。いつまであの時の呪縛がついて回るのか。そう思いながら一日が始まるのであった…。

(終)

 

 久しぶりに書く日記はとある夢のお話です。去年幾度となく見せられ、今年も新年早々見てしまったものを結構たった今書きました。ちなみに、こういう夢を見てることは実話ですし、クソみたいな空間についても実体験です。まあ私は持ち込んじゃいけないものを持ち込むようなことはなかったのですが。ホントなんなんだこの夢は。部屋をそのまま、自分もそのまま、数年ほど前にタイムスリップさせたかのような夢。勘弁してほしいわね。いい加減あの中学や高校時代に出しゃばられるのも困りものです。はっきり言って悪夢ですね。意味がわからないですね。まあいつか見なくて済む日が来てくれれば。

 今後ですが、懸案のものが片付いたのでまた週1ペースくらいに戻れるといいかなと。